直播きで成功率を上げる方法
種をプランターに直播きする時、意外と難しいのが
“発芽するまで乾燥させない”ということ。
逆にジョーロで勢いよく水をあげてしまうと
種が流れてしまい、予想外の場所から固まって芽が出てきてしまうこともあります。
そんな直播きの成功率を上げるのが、
「先に発根させてから撒く(植える)」という方法です。
方法は簡単。
小さい皿にキッチンペーパーを2つ折りにして
(少し厚みがある方がいい)水で濡らします。
その上に種を置いてアルミホイルを被せて遮光します。
(水は種が浮かない程度に)
キッチンペーパーを乾かさないようにしていれば
早いものは1日か2日で発根します。
写真はシソの種。
(もうシソを育てるのは季節的に無理なので、
スプラウト用にたくさん撒いています)
中央あたりに何個か白いモヤモヤしたものが
見えますが、これが「発根した種」です。
この状態の種をヨウジやピンセットを使って
プランターに浅く埋めてあげるとほぼ確実に発芽します。
ここで双葉が出てしまうとうまくいかないので、
根っこが少しだけ出た状態ですぐに土に入れてあげるのがコツです。
もちろん、その後も土を乾燥させないように気をつける必要はありますが、
すぐに芽が出てくるので管理しやすくなります。
根が出たものから土に移し、出ないものは引き続き
濡らしたキッチンペーパーの上で遮光していれば、
動き出すのが遅い種たちにも引き続き快適な環境を保てます。
プランターの空いた場所に種を撒き足したいときにも便利です。